今日は曲の解釈を書こうと思います。
かなり個人的な解釈&未調査なので、「そういう解釈したのか~」程度に捉えていただけると助かります。
では、とりあえず曲目と歌詞を↓。
【曲目】
「永遠に幸せになる方法、見つけました。 (feat. 初音ミク)」
【歌詞】
むかしむかしその昔 さざ波が洗う砂浜で 永遠を誓うその男女(ふたり) 花嫁が軽く呟きました。
“あのね、あのね、知ってるかな?” “ミナミの楽園、希望の都。”
“願い事叶うその場所へ” “行ける方法・・・見つけました!”
そう言い残して消えてしまった 永久に続く今、手に入れる為に。
“ハーイ、どーもー” “皆さーん!” “司会の、ワタシでーす!” “ハァイ”
“突然ですが、” “あなたの願いを” “叶えさせていただきまーす!”
“それでは皆さん” “お待ちかね!” “原罪ゲーム” “いってみよー!”
“ルールは簡単です!” “正しい手順で” “一言一句” “間違えないで” “唱えてくださーい。”
“準備はいいですかー?” “覚悟、出来てますか?”
“間違えたら・・・” “わかりますよねえ?”
“秘密のコトバですから・・・” “絶対” “ぜったい” “ゼェーーーッタイ” “間違えないでね!”
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール
犯シタ罪ヲ告白セヨ 犯した罪はありません!
マリア様ノ仰セノママニ・・・ひとつの答えを導き出す!
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール・・・
ずっとずっと待ち続け 永遠、誓ったあの場所で老いてしまったその花婿(かれ)は
静かに息を引き取りました。
“あのね、あのね、知ってるかな?” “ミナミの楽園、絶望の郷。”
“願い事叶う、その場所へ行ける方法・・・見つけました!”
そう綴られた花嫁(かのじょ)の手紙、誰にも読まれず朽ち果てて消えた。
“ハーイ、どーもー” “皆さーん!” “司会の、ワタシでーす!” “ハァイ”
“アラ?” “またあなたじゃなーい” “髪切った?” “切ってない?” “アラ、そう。”
“それでは皆さん” “お待ちかね!” “罪状ゲーム” “いってみよー!”
※
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール
犯シタ罪ヲ告白セヨ。 犯した罪がありました!
マリア様ノ仰セノママニ・・・ひとつの答えを導き出す!
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール
レグバルクリヤンザンダスアティボン レガトルア
ルバンザンドライモール・・・
やったね♪ オメデトウ♪
ではこの歌詞(物語)の要所を抜き出してみます。
(といっても上の歌詞の色や色の付いているところです。)
【解釈】
この曲の一番の謎はもちろん、PVの最後に表示される”きょうからぞんび”という一言です。
この一言があるから、みんな「なぜゾンビなのか」「どうしてそうなったのか」ということに疑問を抱き、歌詞を読み返すのです。
(かく言う自分もそうでした。え、ちがう?アラ、そう。)
ちなみに、「今回の曲は「ブードゥー教」が元ネタ。」らしいです。→ここ参照。
まず、ゾンビとは?
→実はソンビの原点はブードゥー教にあるみたいです。(自分も今回の調査で初めて知った。)
→ソンビ(wiki)
あらためて、ブードゥー教のゾンビとは?
→こちらのブログ様が大変わかりやすいです。
抜粋すると、
・ブードゥー教には、とボコール呼ばれる司祭がいて、罪人をゾンビにしてしまう。
・ソンビにする方法は、名前を呼び続ける(表向き)、特殊な薬で仮死状態にする(実際)。
さて、以上のことを踏まえたうえでPVを見直すと、
黒ミク(司会の人)⇒ボコール。
白ミク(主人公)⇒罪人。
という関係が見えてきます。
がしかし、1番の歌詞では「犯シタ罪ヲ告白セヨ」⇒「犯した罪はありません!」といっています。
このままでは黒ミクは白ミクをゾンビにすることができません。
そこで歌詞にある”原罪ゲーム”です。
(”原罪”とは、原初の罪(実際にはキリスト教の知恵の実を食べたがどうのこうのってやつですが)のことです。)
この歌詞の原罪ゲームとは、白ミクに原罪を与えるためのゲームです。
また、その後の歌詞からも判るとおり「永遠の今(=不老不死)」を手に入れたのは白ミク(花嫁)のみです。
しかも、砂浜に帰ってきたころには浦島太郎的に時間が過ぎており、彼(花婿)は天寿を全うしてしまっていました。
さらに、歌詞に”誰にも読まれず朽ち果てて消えた。とあることから、彼の死よりもあとに砂浜に着いたと思われます。(彼が死んでから書いたかもしれませんが。)
白ミクは悲しんだでしょう、悔いたでしょう。
軽く願い事をしてしまったことを後悔したでしょう。⇒花嫁が軽く呟きました。
彼を老いるまで待たせてしまったことに。
そして、白ミクは彼のいる天国(死後の世界)を望み、死んでみようと試みたはずです。
しかし、不老不死の体のせいで死ぬことはできません。
(ここで、第2の人生を選ばないあたりはいい花嫁だったということですね。NOTビッチ。)
白ミクは考えた結果・・・決めたのです。
“ミナミの楽園、絶望の郷。”
“願い事叶う、その場所へ行ける方法・・・見つけました!”
そう、もう一度あの場所へ行き「死」を望もうと。
さて、2番の歌詞では、”原罪ゲーム”⇒”罪状ゲーム”となっています。
明らかに、白ミクに罪があることが確定してますね。黒ミク(ボコール)の思惑通り。
そして、再度白ミクは願い事をします。死を。
2回目のゲームであることや、彼の元に逝けるという思いからゲーム中は笑顔です。
ただし、2回目の(この)ゲームには落とし穴がありました。
ひとつの答えを導き出す!
そう、願い事はひとつになるのです。2回目だろうと。
しかも秘密の言葉(最強の呪文)で叶えられた不老不死と死です。
どちらが勝つんですかね?もちろん死?それとも不老不死から死を取って不老のみ?
そうは問屋がおろしませんでした。
叶えられた願いは「不老不死+死」⇒「永遠に生きる+死ぬ=生きる屍≒ゾンビ」ということで”きょうからぞんび”ということです。
(UpdateじゃなくてDelete Insertでもなく、UNION。)
いかがでしたでしょうか?
私はこんな解釈をしました。皆さんはどう解釈しましたか?
【追記】(黄色いところを補正し忘れた+α)
・歌詞の↓について、
これは黒ミクの思惑(ゾンビを作り出すこと)をミスリードさせるための演出だと私は考えました。
(だって、ルール説明はしたくせに間違えた時のことは説明しなかった。つまり間違えてしまって何かあることはルールに含まれていないわけです。)
“準備はいいですかー?” “覚悟、出来てますか?”
“間違えたら・・・” “わかりますよねえ?”
“秘密のコトバですから・・・” “絶対” “ぜったい” “ゼェーーーッタイ” “間違えないでね!”
ね?必要以上に念押ししてるでしょ?
しかも、2回目にはこの念押しありませんね。(すでに黒ミクの手のひらの上ゆえ・・・)
・やったね♪ オメデトウ♪について
ちょっと脱線しますが、みなさんはカタカナをつかって賛辞を送る場合、大体逆の意味を含んでいますよね?
「心にもないこと」ってやつです。
(友達同士のメールとかメッセとか・・・え、ないですか。そうですか。)
やったね♪⇒ひらがな(本音)
オメデトウ♪⇒カタカナ(建前)
・αについて
ゲーム中の”GOOD”や”BAD”の演出もミスリード誘いだと思います。
実際罪のないことはGOODなことですし、罪のあることはBADなことですよね。
・α2について
歌詞中に出てくる不思議な呪文「レグバ・・・」というところについての解釈ですが、これはブードゥー教のゾンビを作る儀式(名前を呼び続ける)というところからきている気がします。
音げー的なPVから抜粋した区切りをきりだしたけど、たて読みしても名前になってなんだ・・・。ごめんね☆てへぺろ(ゝω・)
レグ
バル
クリヤン
ザンダス
アティ
ボン
レガ
トル
アルバン
ザン
ドラ
イモール
・α3について
作者コメントの「天国と天獄を間違えちゃった☆てへぺろ(ゝω・)」ってところとPVのゲーム名「天獄と時獄どっきどきゲーム」からは、
天獄:不老不死(=人類の悲願≒天国のようなところ)と永遠に生きるという責め苦(=地獄)をかけた言葉。
時獄:時間が過ぎてしまい愛する人と入れなかった苦しみ(=地獄)とゾンビになって時に囚われる(囚われるは⇒獄に囚われるという使い方がされる)をかけた言葉。
と思っています。
長々と駄文、妄想を含んだ分を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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